日本一太った葬儀屋日記



命とプライド

先日、施行した葬儀は故人が、87歳のお爺様でした。
お亡くなりになる前日までお元気に過ごされ、翌朝起きてこないのを確認に行ったところ
息をひきとっていたそうです。

このお爺様とは、生前に私も何度かお話をしていたので、特別に思い入れがあり悲しみの中でもしっかり送ってあげなければと気持ちを切り替え仕事にとりかかりました。

今日はそんなお爺様のエピソードを少々、お話します。

そのお爺様は、旧日本軍の復員兵で、話すたびに今の俺はお釣で生きているんだよ。
本当ならば、戦友と共に、ビルマの山の中で死んでいる筈だった。
無事に内地に帰って来れたのはたまたま運が良かったんだ、とおっしゃっていました。

私は、当時はどんな気持ちで戦地に赴くのか聞いてみたのですが、良くテレビや新聞で
報じている様なお国の為と言うよりも、このままでは異国に蹂躙されてしまう。
その時、自分の暮らしてきた地域や愛する家族の生活が踏みにじられてしまう。
それならば、自分が戦いに行くという誇り高い気持ちだったそうです。

現在、マスコミや教科書が報じているものよりも重みのある言葉は本来ならばもっと色んなところに届けられていいのではないのでしょうか?

今回の葬儀を通してお爺様の戦友の方から他にも色々なお話を聞くことができました。
銃弾に撃たれたままシベリアに抑留され、戦争が終わって6年経ってから戻って来た方、
特攻隊の志願兵で、たまたま飛行機が飛べずに翌日に終戦を迎えた方。

誰もが、ただ生きながらえるのではなく、命をどのように使うがか大事な事を知っている方達です。

先日、フィリピンで旧日本軍の生存兵がいるという報道があった際にも、戦友同士で連絡を取り
我々が今まで生きながらえていたのは、彼らを本土に迎える為だ、と話し私財を投げ打ってでも戦友を迎えてあげなければと話し合われていたそうです。

こんな話しを聞くと今の自分がいかに情けないんだろうなんて考えてしまいます。
ただ、私もこの様な思いが確かにある事を、葬儀を通じて次世代に伝えていけるように精進したいと思います。



読んでいただき誠にありがとうございました。
よろしければ当社ホームページも併せて御覧下さい。(有)松井葬儀社
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by daipart2 | 2005-06-13 13:54 | 私の思い
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千葉県佐倉市で松井葬儀社を営んでいるお酒と音楽をこよなく愛する日本一太った葬儀屋海保大亮「かいほだいすけ」の日々の思いを書いてあります。
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